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376 愛しの泡沫アルバム(その40)

ジョー・グリーン

1966年にヴァージニア州ファイン・キャッスルで行われた第2回ブルーグラス・フェスティバルでケニー・ベイカーと初めて会ったフィドル奏者のジョー・グリーン(Joe Greene)はその大きな身体だけでなく才能をも認められます。

a0038167_08220300.jpg彼らは1968年にカウンティ社からリリースされた『ハイ・カントリー』(High Country)というアルバムでクラシックなカントリー・ツイン・フィドルを披露しました。

https://www.youtube.com/watch?v=O7y5X4YyIJU/

a0038167_08202909.jpgその翌年、グリーンは豪華なサポートを得て自身初のソロ・アルバムをリリースします。このアルバムは数多いフィドル・アルバムの中でもとてもよく出来たものであり、それまでに彼のことを知らない人にとっては素晴らしい発見となりました。

https://www.youtube.com/watch?v=YgKD4Tgdr9E/

参加メンバーはグリーンを筆頭に、J.D.クロウ(J. D. Crowe)がバンジョー、チャビー・ワイズ(Chubby Wise)が全編ギターを、ローランド・ホワイト(Roland White)がマンドリン、そしてどの楽器も器用にこなすベニー・ウィリアムズ(Benny Williams)がベースを弾いています。

このアルバムは1960年代後半から70年代にかけてのケニー・ベイカーによる多くの素晴らしいアルバムと同じくらいの出来となりました。

A面3曲目「ケティ・ヒル」、同5曲目「パディ・オン・ザ・ターンパイク」、同6曲目「マネー・マスク」、B面3曲目「灰色の鷲」、5曲目「塩の河」など古いフィドル・チューンながら瑞々しい演奏を聴くことが出来ます。

またA面4曲目の「ターキー・バザード」でのバンジョーとフィドルのデュエットのアイデアは1975年にリリースされたJ.D.クロウとニュー・サウスでのアルバムの1曲「サリー・グッディン」(Sally Goodin')のヒントとなっています。

しかしこのアルバムを最後にグリーンはソロ・アルバムをリリースすることはありませんでした。後に彼はジミー・アーノルド共にブルーグラス・レジェンドであったカーリー・セクラー(Curly Seckler)のバンドで活動しますが、才能豊かなフィドル奏者であったにもかかわらず、その後ブルーグラス・シーンからは姿を消してしまったのでした。

いずれの音源もYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。


by scoop8739 | 2019-04-25 08:24 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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