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370 愛しの泡沫アルバム(その34)

ホワイト・ライトニン

クラレンス・ホワイトのアルバム名のようなバンド「ホワイト・ライトニン」(White Lightnin’)は、フィドル奏者のビアード・レイ(Byard Ray)と従兄弟でバンジョー奏者のオブレイ・ラムゼイ(Obray Ramsey)を中心に、セッション・ミュージシャンたちで構成されたグループ名です。

ビアードとオブレイはそれぞれ共に1910年の生まれで、1960年代のフォーク・リヴァイヴァル期にノース・カロライナ州アシュビルで行われたフォーク・フェスティバルで見出されるまではオールド・タイムのデュオとして定期的に演奏活動をしていました。

1962年にプロデューサーのジョン・サイモンはデュオをニューヨーク市に招待し録音作業を始めます。その時点からこの2人の音楽キャリアは歪みを受け続けました。

a0038167_08374836.jpg彼らは奇妙な組み合わせの実験的な録音プロジェクトに巻き込まれ、これらのセッションから一緒に編集されたアルバムは『岩の下のファイル』(File Under Rock)とタイトルされ1969年にABCレコードよりリリースされます。

アルバムに参加したミュージシャンは、ビアードとオブレイを中心に、ギターにレン・ノヴィー(Len Novy)、ラルフ・カザルス(Ralph Casals)、サム・ブラウン(Sam Brown)、ベースにチャック・レイニー(Chuck Rainey)、ピアノにデイヴ・フィッシュバーグ(Dave Frishberg)、トランペットとフリューゲルホルンにジミー・オゥエンス(Jimmy Owens)、ドラムにハーブ・ラヴル(Herb Lovelle)、コーラスはワンドラス・ジョイ・クラウズ(The Wondrous Joy Clouds)となっています。

素朴なバンジョーとフィドルの演奏に、ロックの洗礼を受けたであろう若いミュージシャン達のバックアップを受けて、アパラチアの山村で鍛えあげられた伝統なフォーク、マウンテン・ミュージックが奏でられます。なんとも素朴で暖かい歌声がたまらない魅力となっています。

なお、アルバム中の曲「柳の園の下で」(Down In The Willow Garden)は1971年のヒッピー・ウェスタン映画『ザカリア』(Zachariah)の挿入歌となりました。

https://www.youtube.com/watch?v=38Vb5yL1gxU/

ちなみに、ビアードとオブレイをサポートしたチームは1969年に「駅中の床屋」(The Terminal Barbershop)というチーム名でアトコ・レコードよりミュージカル『ヘアー』に収録されていた曲を集めた『ヘア・スタイル』(Haie Styler)というアルバムをリリースしています。

https://www.youtube.com/watch?v=kyD17pjhAvc/


by scoop8739 | 2019-04-04 08:40 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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