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369 愛しの泡沫アルバム(その33)

ブルー・リッヂ・パートナーズ

紛らわしいことにブルーグラスには同じ名前を名乗るバンドが複数存在します。

地名にブラザーズ、マウンテン・ボーイズ、リヴァー・ボーイズ、ランブラーズ、などを付ければそれらしいバンド名となりますが、得てして同じ名前になることもよくあるようです。以前に書いた「ケンタッキー・マウンテン・ボーイズ」などがそうです。今回取り上げる「ブルー・リッヂ・パートナーズ」(The Blue Ridge Partners)もそんなバンドの一つでした。

バンドは女性ベース奏者のオーディーン・ラインベリー(Audine Lineberry)とバンジョー奏者のウェイン・ハウザー(Wayne Hauser)によって1966年に結成されています。

このバンドに1968年、マンドリン奏者のロイ・マクミラン(Roy Berlin McMillan)が加入してきます。このことによって停滞していたバンドの評判は飛躍的に上がりました。ファンはフェスティバルやショーなどで、マンドリン奏者、歌手、そしてフロントマンであるマクミランがいかに才能にあふれているか、またブルーグラス界で最も多作なソングライターの一人であるかを認識します。

a0038167_08561956.jpg1969年にリリースされたアルバム『山の民』(Mountain Folks)のA面1曲目のタイトル曲は後にラルフ・スタンレーによってレコーディングされ、B面5曲目の「アップ・イン・ザ・ハイカントリー」は1998年にリリースされた「ビッグ・カントリー・ブルーグラス」のデビュー・アルバムのタイトルにもなっています。そのアルバムでは14曲中6曲がマクミランの曲でした。

https://www.youtube.com/watch?v=ih3mfi9oWiM&t=127s/

閑話休題、1969年当時のブルー・リッヂ・ボーイズのメンバー構成はロイ・マクミランのマンドリンとヴォーカル、ウェイン・ハウザーのバンジョー、トミー・マルボース(Tommy Malbouth)のフィドル、さらに女性メンバーが2人、ギャレン・ロウ(Galene Lowe)のギターとオーディーン・ラインベリーのベースの5人編成でした。

a0038167_08591738.jpgバンドはフィドルがトミー・マルボースからバディ・ペンドルトン(Buddie Pendleton)に替わり、1970年にバンド名タイトルで2枚目のアルバムをリリースしています。

そして同年、ロイ・マクミランはバンドを去り「ハイ・カントリー・ボーイズ」(The High Country Boys)を結成します。これについては改めてご紹介致します。

さてその後のバンドの消息はわかりませんが、1977年にオールド・ホームステッド社系列から「アルバート・エリオットとブルー・リッヂ・パートナーズ」(Albert Elliott And The Blue Ridge Partners)というアルバムがリリースされます。ところがそのアルバムには以前のメンバーの姿が誰一人も残っていませんでした。メンバーが総替えとはさすがに考えられませんので、これは同名異バンドだと思われます。

https://www.youtube.com/watch?v=axuRb5UqhbE/

それぞれの音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。


by scoop8739 | 2019-04-01 09:05 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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