人気ブログランキング |

367 愛しの泡沫アルバム(その31)

ジム・イーンズ

ユダヤ人入植者として1923年にヴァージニア州マウンテン・バレーで生まれたジム・イーンズ(Homer Robert Eanes Jr.)は、ミュージシャンであった父に鍛えられギターを習得します。

17歳になってから父の参加するバンド「ロイ・ホールとブルー・リッジ・エンターテイナーズ」に加入しヴァージニア州ロアノークのラジオ局を中心に演奏活動をしていました。父の死後は「アンクル・ジョーとブルー・マウンテン・ボーイズ」に移籍し、さらに1948年からはビル・モンローのバンドに加わりフラット&スクラッグスと共に活動しています。

1949年には自身のバンド「シェナンドー・バレー・ボーイズ」(The Shenandoah Valley Boys)を結成し、2年後の1951年に彼はブルー・リッヂ社とリッチ・R・トーン社のそれぞれでシングル盤をリリースします。

その後デッカ社とのレコーディング契約をした際にバンドは音楽スタイルをブルーグラスからカントリー・ミュージックに変えました。イーンズはバンドを「微笑むジムと彼のボーイズ」(Smilin’ Jim and His Boys)と改名して1955年までデッカにてレコーディングを行っています。

その後、スターデイ社で発表した曲「ユア・オールド・スタンバイ」(Your Old Standby)が彼の代表曲となりました。また彼が書いた曲「恐れない」(In His Arms I’m Not Afraid)という心に触れる福音曲は多くの有名なミュージシャンによって録音されています。

1960年代になってイーンズはいくつかのラジオ局のDJとして働きます。そして1960年代後半には「レッド・スマイリーとブルーグラス・カッタプス」に加入しました。スマイリーが病気のため引退した時にはイーンズはそれを「シェナンドー・バレー・カルテット」と改名しバンドを引き継ぎます。このバンドは後に「シェナンドー・カッタプス」となります。

a0038167_08353209.jpgさてそんなイーンズのソロ・アルバムがスターデイ社に残されています。1967年に彼の最大のヒット曲をタイトルにリリースされたアルバム『ユア・オールド・スタンバイ』がそれでした。このアルバムにはスターデイ社所属のプレイヤーたちが彼をサポートしています。マンドリンにジョン・ダフィー、ギターにチャーリー・ウォラー、バンジョーにウォルター・ヘンズレイ、ドブロにラッセル・フーパー、そしてベースにエド・フェリスといった豪華かつ強力な布陣でした。

全10曲中イーンズのオリジナル曲がA面1曲目とB面2曲目の2曲、そしてA面2曲目「スペインの淑女」(Lady Of Spain)はかつてシェナンドー・ヴァレー・ボーイズ時代(1958年)にアレン・シェルトン、スコット・ストーンマンらによって演奏された曲でした。

音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=iPFF7hR1Ukg&t=3s/


by scoop8739 | 2019-03-27 08:37 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 368 愛しの泡沫アルバム(そ... 366 愛しの泡沫アルバム(そ... >>