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366 愛しの泡沫アルバム(その30)

ダイナ叔母さんのキルティング・パーティー

カントリー・ジェントルメンの演奏で一躍有名になった曲「ダイナ叔母さんのキルティング・パーティー」(Aunt Dinah’s Quilting Party)をバンド名にしたのがアメリカ西海岸で生まれたニュー・グラス系のグループでした。

メンバーはフィドルのビル・カニンガム(Bill Cunningham)、バンジョーのロン・リグラン(Ron LeGrand)、マンドリンのラリー・ライス(Larry Rice)、ヴォーカルとギターのトム・クーヘル(Tom Kuehl)、ドブロのマイク・ルイス(Mike Lewis)とベースのメル・ドーハム(Mel Durham)からなる6人編成です。

彼らはこの時代の他のバンドと同じように、フラット&スクラッグスやグリーンブライア・ボーイズ、ハーツ&フラワーズの影響を受け、ブルーグラスとフォーク・ロックを組み合わせたようなサウンドを目指していました。バンドの情報が乏しくラリー・ライス以外のことは詳しくわかりませんが、南カリフォルニアのさまざまなクラブでライヴ活動を行っていたようです。

a0038167_08433313.jpg1968年に発表されたアルバム『1930年代を再演』(Replays The 1930's)は、A面1曲目から「私の青空」(My Blue Heaven)に始まり、ファッツ・ドミノの名唱でおなじみB面4曲目の「浮気はやめた」(Ain't Misbehaven')など1930年代によく歌われた往年のスランダード曲をブルーグラスにアレンジして歌われています。

A面3曲目の「誰かが僕の彼女を盗んだ」(Somebody Stole My Gal)はテッド・ウィームズ楽団によってよく知られた曲です。アレンジ違いでもっとわかりやすくは吉本新喜劇のテーマとなっている曲です。同7曲目の「今誰かが彼女にキスしているか心配だ」(I Wonder Who's Kissing Her Now)はペリー・コモの歌唱でも有名です。

このように古いジャズ風、あるいはジャグ・バンド風の曲のブルーグラス版といったところです。何しろブルーグラス調と思えば突然クラリネットが出てきたり、実に楽しげに演奏されます。

音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=FjFKmwg6gS0


by scoop8739 | 2019-03-25 08:54 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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