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364 愛しの泡沫アルバム(その28)

スキータ・デイヴィス

スキータ・デイヴィス(Skeeter Davis)はアメリカ合衆国のカントリー・ミュージック歌手で、1960年代初期にポップミュージックとクロスオーヴァーした歌手としてよく知られています。

彼女はケンタッキー州ドライリッジで7人兄妹の長女として生まれ、幼いころとても元気いっぱいの子だったので祖父から「スキータ」(蚊の俗称)というニックネームをつけられました。

1947年に家族で同州アーランガーへ移り、その地の高校で歌の好きな友だちを見つけてデイヴィス・シスターズを結成し(シスターズですが特に血縁関係はありません)学校や教会で一緒に歌うようになります。

その後、RCAレコードと契約することとなって、1940年代後半にデイヴィス・シスターズ(The Davis Sisters)でデビューしますが、1950年代にはソロ・アーティストとなります。彼女の最大のヒット曲は1963年に発表された今ではとても有名な曲「この世の果てまで」(The End of the World)でした。

彼女は女性で初めてカントリー・ミュージック界のスターとなったソロ・アーティストの1人としてタミー・ウィネットやドリー・パーソンに大きな影響を与えていることが評価され、ニューヨーク・タイムズの音楽評論家ロバート・パーマーから「驚異的なカントリー/ポップ・シンガー」と評されています。

a0038167_08544741.jpgそんな彼女は1960年代にたくさんのアルバムを残していますが、珍しくブルーグラスにも挑戦しています。それは1968年にリリースされた『私の愛するフラット&スクラッグス』(I Love Flatt & Scruggs)と題されるアルバムで、有名なナンバーを12曲ほど収録しています。

スキータとF&Sはそれまでにラジオ・ショーのホスト役としての付き合いが長く、こうした親交から生まれたアルバムだと思われます。

ナシュヴィルのスタジオ・ミュージシャンとの素晴らしいセッションで、純粋なブルーグラス演奏とは言えないまでも意外にスキータの伸びのある声はブルーグラスの歌にはとても合っているよう思えます。トム・T・ホール作「カリフォルニアの気高きバンド」(California Uptight Band)で溌剌と歌い、また「新聞売りのジミー・ブラウン」(Jimmie Brown, The Newsboy)もとてもいい感じです。

音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=xoMIDAx791w/


by scoop8739 | 2019-03-18 08:58 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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