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363 愛しの泡沫アルバム(その27)

スロース・ブラザーズ

地図にも載っていないようなケンタッキー州東部の小さな集落で生活するその家族には6人の息子と1人の娘がおりました。6人の息子の全員が楽器を演奏することができ、そのうちのケニー、デイブ、ジョン、デヴィッド・レイの4兄弟は農業で生計を立てる傍ら演奏活動をするようになります。

彼らは「スロース・ブラザーズ」(The Sloas Brothers)と名乗り地元の学校や郡のお祭りなどで演奏を続けます。彼らの作る音楽は地元の人々の生活だけでなく、初期のブルーグラス世代の人々の多くに影響を与えました。また兄弟は自分たちのラジオ番組を持ち、週に一度、ケンタッキー州グレイストンとウェスト・リバティで演奏活動をします。

彼らはまた各地のフェスティバルでも演奏し、ビル・モンローを始め、ジミー・マーティン、オズボーン・ブラザーズなど多くの偉大な人々とも親しくなりました。

a0038167_14040671.jpgスロース・ブラザーズはメンバーにチャールズ・サターフィールド(Charles Satterfield 、マンドリン・ヴォーカル)を加え、1967年にレム社から『もう一度家に帰る』(I'm Going Home Again)でアルバム・デビューしています。

A面2曲目「二つの青い目」(Those Two Blue Eyes)、B面5曲目「後悔の海」(Sea Of Regret)はスタンダード曲となり、1970年にリリースされたキース・ウィットリーとリッキー・スカッグスのアルバム『第2世代のブルーグラス』(Second Generation Bluegrass)でも取り上げられています。

彼らは演奏活動を通じて、困っている人のために多くの献金をしました。このことでケンタッキー州エリオット郡は郡道路の一部に「スロース兄弟記念ハイウェイ」という名前を付けていつまでも彼らに敬意を表しています。

音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=E85IiPXila4/


by scoop8739 | 2019-03-13 14:04 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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