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359 愛しの泡沫アルバム(その23)

ノア・クレイズ

バンジョー奏者のノア・クレイズ(Noah Crase)は1934年にケンタッキー州バーウィックで生まれ、オールド・タイム・バンジョーとフィドルをよくする父親の影響でブルーグラスの道に進みます。1950年代初頭にスリー・フィンガー・ピッキングをマスターすると、ビル・モンローやジミー・マーチンとも共演しました。

a0038167_09161741.jpg1960年代の後半、ダン・ウォーマウス(ギター&リード・ヴォーカル)、ベニー・ウィリアムス(フィドル)、ボビー・ギルバート(ベース&テナー・ヴォーカル)らと共に「ヴァレー・ランブラーズ」(The Valley Ramblers)を組み、1967年にジュライン・レーベルから『厳密なブルーグラス』(Strictly Bluegrass)というアルバムをリリースします。このアルバムはタイトル通り、ハードでストレートでオーセンティックなサウンドで構成され、我が国でも少しは知られる存在となりました。

https://www.youtube.com/watch?v=sOXFy2nc8ao&t=22s/

a0038167_09202789.jpg続いて1969年に発表した『堅実なブルーグラス』(Pickin’ And Singin’ Solid Bluegrass)ではベニー・ウィリアムスに替わってポール・マリンズ(フィドル)が参加します。クレイズとマリンズとはおそらくこれが最初の共演となりました。このアルバムでも前作ほどではないにせよ、典型的なガチガチのブルーグラスを演奏しています。

https://www.youtube.com/watch?v=obwUlRAeTM0/

a0038167_09204723.jpgクレイズはこのアルバムを最後に第一線から姿を消しますが、1973年に再びポール・マリンズと共にカムバックし、シド・キャンベル(ギター&リード・ヴォーカル)を加えて「ヌー・グラス・ピッカーズ」(Nu-Grass Pickers)という人を喰ったようなバンド名で『親切なグラス』(Pickin' And Singin' Our Kind A' Grass)というアルバムをリリースしています。

https://www.youtube.com/watch?v=aXTK--179C8&t=147s/

このアルバムはヴァレー・ランブラーズの頃とはうって変わり、スタンレー・ブラザーズのスタイルを忠実に再現し、彼らの音楽的な幅の広さを証明してみせました。

※上記3枚の音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。

その後、クレイズとマリンズは「ボーイ・フロム・インディアナ」(The Boys From Indiana)に参加しています。


by scoop8739 | 2019-03-01 09:22 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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