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357 愛しの泡沫アルバム(その21)

キャンプ・クリーク・ボーイズ

ブルーリッジ山脈に寄り添うように存在するノースカロライナ州サリー郡。その地の出身であったバンジョー奏者カイル・クリード(Kyle Creed)は、同郷のフィドラー、フレッド・コッカーハム(Fred Cockerham)とギタリストのポール・サトフィン(Paul Sutphin)を誘って1930年代にキャンプ・クリーク・ボーイズ(The Camp Creek Boys)を結成します

彼らはバーン・ダンスや地域のイベントなどで演奏活動するも今一つパッとしません。しかし地味ながらも細々とラジオ番組に出演しながらバンド活動を維持していました。

そんな彼らにも1960年代に興ったフォーク・ムーヴメントの恩恵が届きます。バンド・リーダーのカイルはフィドルにアーネスト・イースト(Ernest East)、マンドリンにヴァーリン・クリフトン(Verlin Clifton)、さらにギターにロナルド・コリンズ(Ronald Collins)とロスコー・ラッセル(Roscoe Russell)というメンバー補強をし、フェスティバルやコンテストで自らのバンドをアピールしたのです。

a0038167_08433603.jpgそうした努力の甲斐あってか、1967年にカウンティ社からのレコード・デビューが叶いました。

このアルバム『Old Time String Band』は彼らのヒット曲「占い」(Fortune)や「サイダー工場」(Cider Mill)、そして名曲「落として」(Let Me Fall)ほかオールド・タイム・ミュージックのスタンダード曲が12曲ほど収録されています。その歌や演奏スタイルはアルバムのタイトル通りに、垢抜けしない、いささか古めいたものでした。

音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=7A6L1n2WT9U/

バンドはその後、1972年にマウンテン・レコードから『ブルーリッジ風スクェア・ダンスの時間』(Blue Ridge Style Square Dance Time)、翌1973年には英国のリーダー・サウンド社から『ヴァージニア風巻き』(Virginia Reel)をそれぞれリリースしていますが、それ以降は鳴かず飛ばずとなってしまいます。


by scoop8739 | 2019-02-21 08:50 | 泡沫アルバム探訪 | Comments(0)
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