352 愛しの泡沫アルバム(その16)

ラリー・リチャードソン

ラリー・リチャードソンは1927年にオールド・タイムの聖地であるヴァージニア州ゲイラックスに生まれ、ブルーグラス音楽の初期の時代を象徴するオールド・スタイルのマウンテン・バンジョー奏者として育ちます。

彼は1949年に、ボビー・オズボーンと共にロンサム・パイン・フィドラーズをそれまでのオールド・タイム・バンドからブルーグラス・バンドに変え、1950年からの1年間はビル・モンローのバンドでバンジョー奏者として活躍しました。

また、1956年にフォークウェイズ社からリリースされた『アメリカン・バンジョー:スリー・フィンガーとスクラッグス・スタイル』(American Banjo: Three-Finger and Scruggs Style)には彼の演奏する「バッキング・ミュール」と「ロンサム・ロード・ブルース」の2曲が収録されています。

a0038167_08384339.jpgそんな彼がギター&ヴォーカルのレッド・バーカーと組んで1965年にカウンティ社からリリースしたのが『ブルー・リッジ・ブルーグラス』というアルバムでした。

メンバーはバンジョーのラリー、ギターとヴォーカルのレッドを中心に、バディ・クリスプ(ギターとヴォーカル)、ロニー・パーベット(マンドリン)、バディ・ペンドルトン(フィドル)の5人編成です。

このアルバムはトラディッショナルなブルーグラスを強調した12曲で構成され、とりわけA面1曲目「私を落として」(Let Me Fall)は好評価されました。ほかにも「ポールとサイラス」(Paul & Silas)、「心の痛み」(Pain In My Heart)、「悲しく寂しい日」(Sad & Lonesome Day)、「ブルーリッジ山脈を越えて」(My Home's Across The Blue Ridge Mountains)など、時代的にもどことなくカントリー・ジェントルメンのレパートリーを感じさせる内容となっています。

音源はYoutubeにて佐生武彦さんがアップして下さってる「Take’s Bluegrass Album Channel」で聴くことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=sQNpnbphkb8&t=300s


by scoop8739 | 2019-02-04 08:39 | 泡沫アルバム
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