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319 「ニューグラス」への道(その36)

カントリー・ジェントルメンの華麗なる転身

アルバム『そのようにやりなさい』(Play It Like It Is)を最後に11年間に亘ってバンドを引っ張ってきたジョン・ダフィーが去ったカントリー・ジェントルメンは、その後バンジョーのエディ・アドコックも抜け、メンバーにはマンドリンにジミー・ゴウドロゥ、バンジョーにビル・エマーソン、そしてベースがビル・イェイツと、オリジナル・メンバーはギター&ヴォーカルのチャーリー・ウォラー一人となってしまいました。

a0038167_08313563.jpg当然ながら彼らの創り出すサウンドは以前のジェントルメンとは違うものとなりました。このメンバーで1971年に発表されたアルバム『サウンド・オフ』(Sound Off)はビル・エマーソン色の強いものとなっています。

従来のジェントルメンのレパートリーからは「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」(Orange Blossom Special)、ジョン・ダフィー作の「この神の子等」(These Men Of God)が収録されていますがその他は全て新しい曲です。

特筆すべきはエマーソンが前バンドから持って来た曲「フォックス・オン・ザ・ラン」(Fox On The Run)、さらにCNS&Yの名曲「ティー・ユア・チルドレン」(Teach Your Children)、ビートルズの「イエスタデイ」(Yesterday)など、まさに“ニュー・グラス”を象徴するような曲が多く収録されていることです。

このように時代の趨勢に従って、モダン・ブルーグラスの旗頭だったカントリー・ジェントルメンも“ニュー・グラス”バンドとしての転身を遂げていったのです。

なおこのアルバムにはクリフ・ウォルドロンのバンドに在籍中のマイク・オゥルドリッヂがドブロで4曲ほど参加しています。


by scoop8739 | 2018-09-25 08:33 | ニューグラスへの道 | Comments(0)
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