278 至高のサウンド(その32)

ジョン・スターリングの退団とアルバム『洗礼』

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1977年の夏、次のアルバム制作が始められます。この当時、彼らがライヴ活動を行っていた「レッド・フォックス・イン」や「バーチメア・レストラン」、また各地のフェスティバル会場では既にレコーディングが終わった曲がお披露目されていたようです。

ところが秋になって、スターリングはアリゾナ州で医院を開業するためにバンドを離れることを決意します。新しいアルバム制作が進む中での退団決意はバンドに衝撃を与えました。スターリングの代わりとして白羽の矢が立ったのが、アルバム『アクト3』で「ウィリー・ボーイ」や「マディー・ウォーター」の曲提供をしたフィル・ローゼンタールでした。

彼はコネチカット州ギルフォードで生まれ、ニューイングランドに拠点を置くブルーグラス・バンド「アップル・カントリー」と「オールド・ドッグ」をかけ持ちし、ギター、バンジョー、マンドリン、ヴォーカルを巧みにこなすマルチ・プレイヤーです。「オールド・ドッグ」として「バーチメア・レストラン」に出演した折には、度々オゥルドリッヂと共演していました。そんなローゼンタールが新しくバンドに加わるということで、シーンに新たな展開が始まると期待されました。

さて、スターリングとのセットで既にレコーディングされていた曲と、新たにローゼンタールが参加した曲を加えて作られたのが、セルダム・シーン初のゴスペル・アルバム『洗礼』(Baptizing)です。ゲストには新生ブーン・クリークを率いるリッキー・スキャッグスがフィドルとマンドリンで2曲ほど参加しています。録音場所は前作同様、ヴァージニア州フォールズ・チャーチにあるバイアス・スタジオでした。

A

1曲目「サイド・オブ・ザ・ロード」(By The Side Of The Road

2曲目「ブラザー・ジョン」(Brother John

3曲目「山小舎の夢」(Dreaming Of A Little Cabin

4曲目「落葉」(Fallen Leaves

5曲目「ヒー・トゥック・ユア・プレイス」(He Took Your Place

B

1曲目「テイク・ヒム・イン」(Take Him In

2曲目「天国行きの貨物列車」(Freight Train To Heaven

3曲目「帰る準備はできたかい?」(Will You Be Ready To Go Home

4曲目「そこにいましたか?」(Were You There ?

5曲目「ウォーク・ウィズ・ヒム・アゲイン」(Walk With Him Again

6曲目「ゴスペル・メドレー」(Gospel Medley


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by scoop8739 | 2018-05-07 09:51 | セルダム・シーン
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