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267 至高のサウンド(その21)

マイク・オゥルドリッヂ、2枚目のソロ・アルバム発表

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記録が正しければ、アルバム『旧い列車』のレコーディングと同時期、同じスタジオでマイク・オゥルドリッヂの2枚目となるソロ・アルバムがレコーディングされています。

このセッションにはセルダム・シーンのメンバーに加え、リード・ギターにゲリー・ミュール(Gerry Mulé)、デヴィッド・ブロンバーグ(Dave Bromberg)、リード・ギターとフィドルにリッキー・スキャッグス、エレキ・ギターにローウェル・ジョージ(Lowell George)、ギターとマンドリンにドイル・ロウソン(Doyle Lawson)、ベースにトム・ガイデラ(Thomas “Tom” Guidera)、ドラムにボブ・ラレンス(Robert “Bob” Larence)、フィドルにヴァッサー・クレメンツ(Vassar Clements)、パーカッションとコーラスにスターリングの妻のフェイスー(Fayssoux Starling)、コーラスにリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)という超豪華メンバーが参加しています。

アルバムは

A

1曲目「ニュー・キャンプタウン・レイシズ」(New Camptown Races

フランク・ウェイクフィールド作曲。この曲でのマンドリンはドイル・ロウソン、フィドルがヴァッサー・クレメンツです。

2曲目「メキシカン・ローズ」(Mexican Rose

ロイ・ニコルズ作。リッキー・スキャッグスがリード・ギター、フィドルをヴァッサーが弾いています。ドラムはボブ・ラレンスです。

3曲目「やさしく歌って」(Killing Me Softly

ノーマン・ギンベル作詞、チャールズ・フォックス作曲の1971年のポピュラー・ソングでした。ゲリー・ミュールがリード・ギター、ベン・エルドリッヂがリズム・ギターを弾いています。

4曲目「これはグラスじゃない」(This Ain’t Grass

タット・テイラー作。フィドルはヴァッサー、マンドリンはダフィーです。

5曲目「ルイズビルまで8マイル」(8 More Miles To Louisville

グランバ・ジョーンズ作。この曲のマンドリンもダフィーです。

6曲目「マーシーのブルース」(The Sum Of Macy’s Blues

ディック・フェラー作。フィンガー・ピッキング・ギターはポール・クラフト、フラット・ピックはデヴィッド・ブロンバーグが担当しています。

B

1曲目「ボトム・ダラー」(Bottom Dollar

B.J.シェヴァー作。ミュールとブロンバーグがリード・ギター、コーラスにフェイスーとリンダが加わります。

2曲目「ストラッティン・ザ・ブルース」(Struttin’ The Blues

オゥルドリッヂ作。この曲のベースはトム・ガイデラが弾いています。

3曲目「パンハンドル・カントリー」(Panhandle Country

ビル・モンロー作。フィドルにはリッキーとヴァッサーが、マンドリンはダフィー、リズム・ギターはオゥルドリッヂ自身が弾いています。

4曲目「サマータイム」(Summertime

ジョージ・ガーシュイン作曲のミュージカル曲。この曲のフィドルもヴァッサーです。マンドリンは前曲同様ダフィーで、リード・ギターがミュールです。

5曲目「急がば回れ」(Walk Don’t Run

ジョニー・スミス作、ヴェンチャーズの演奏でも有名な曲です。前曲同様ミュールがリード・ギター、フィドルにヴァッサー、マンドリンとリズム・ギターはロウソンです。

6曲目「みんなでスライド」(Everybody SlidesWritten By D. Bromberg, L. George, M. Auldridge

デヴィッド・ブロンバーグ、ローウェル・ジョージ、マイク・オゥルドリッヂの共作。アコウスティック・ギターにブロンバーグ、エレキ・ギターにローウェル・ジョージ、リズム・ギターにポール・クラフト、ベースにトム・ガイデラ、パーカッションにフェイスー・スターリングという豪華メンバーでエンディングとなります。

アルバムは『ブルース・アンド・ブルー・グラス』(Blues And Blue Grass)というタイトルで1974年にタコマ社からリリースされました(Takoma D-1041)。


by scoop8739 | 2018-03-26 08:38 | セルダム・シーン
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