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118 ブルーグラスの中のビートルズ (11)

ホエン・アイム・シックスティ・フォー (When I’m Sixty Four)

ビートルズの中でも名盤とされている「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の中に収録されているこの曲は、実はポールが16才の時に作ったとされています。彼はミュージカル・コメディかキャバレー・チューンとして使えるようにと、漠然と作曲したのだと語っています。1966年当時、イギリスでニュー・ボードヴィル・バンドによる「ウィンチェスターの鐘」がヒットしたのを機に、ポールはこの古びた曲のほこりを払って録音に挑みました。

ヴァースの歌詞は世間並みの家庭的な美徳から、タイトルとなっている控えめな質問へと移ります。「ボクはまだ必要でしょうか? 食べる時にボクの世話をしてくれますか? 64才になっても…」と。

a0038167_8215139.jpgさて、ブルーグラス界の長老3人が集まって作ったアルバム「レトログラス」にもこの曲が収められています。長老3人とは誰あろうデヴィッド・グリスマン、ジョン・ハートフォード、マイク・シーガーのことです。この3人がポピュラーなスタンダード曲をクラシックなアメリカン・フォーク・スタイルで演じるという、すさまじくも楽しいアイデアにあふれたアルバムですが、この曲を彼らが演奏すると、これが見事に1920年代のストリングバンド風に聴こえて、なかなか味わい深い仕上がりとなっています。

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by scoop8739 | 2005-08-07 08:23 | ビートルズ・ソング | Comments(10)
Commented by ボン 大塚 at 2005-08-07 11:53 x
おお、マイク・シーガ-の名前まで、彼やジョン・コーエンそれから
ジム・クウェスキンなど音楽の間口が広い人たちになるとブル・グラ
からトラッド・フォークあるいはオールドタイム・ミュージック、いわば
アメリカンルーツそのものまで、カバーというか目配りがいるように
なり、大変な苦労を伴う作業になりそうですね。まあみんなフィールド
やスタイルに捉われず活躍の人が多いので、まさに<超>がつく
話の記事でぴったりといえるかもしれないですね。
Commented by scoop8739 at 2005-08-07 12:17
ボンさま
ルーツ・ミュージックまで行っちゃうと、おこづかいがいくらあっても足りません。なるべく全方向を見据えてはいますが、あくまでブルーグラスの範疇に止めています。しかし、情報としてはありとあらゆるところにアンテナを延ばさなくてはいけませんし、なかなか大変なことです。
参考になるような話題、アルバムを見つけられたなら、ぜひとも教えてください。
それにしても暑い日が続きます。さ〜〜て、今日はチック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」を聴いて納涼といきますか?
ありゃ、これは随分とジャンルが違ってしまった!
Commented by ボン 大塚 at 2005-08-07 16:15 x
そうですね、私も弱点というか不得手や苦手な音楽がありで。
ジャズとクラシックだけは全く手を出さずで、わからずですね。
後やや守備範囲外かながブラジルのボサノバ系、それから
仏シャンソン、伊カンツォーネといったところでしょうか。
理由はまさに同じで、世界のルーツ音楽の代表的な人たちの
もの、丸かじりでいきたいと思った時、おこずかいと探す労力を
考えたら、中途半端に手を出せない領域が出てきたということ
でしたねえ。ですからこちらのブル・グラものも、一枚ずつの
ため、それがそのアーティストもので、一番いいものだとは
限らないというマイナス面もありますね。でも限りある中で
まだみぬ良きルーツ音楽、アーティストに廻り合うかもと
漂流する身には、仕方ない原則というか、やり方かなと。
Commented by scoop8739 at 2005-08-07 19:49
好奇心の触手の先は止めどもなく広がり、どこまで行くのは、小遣いの許す限りです。そういう意味では、私も独身時代に随分とLPを買ったものですが、結婚して子供が出来て、だんだんと小遣いが減り、欲しいCDもままならない状態です。
ブルーグラスの場合、レンタルにも並んでないし、中古ショップでもほとんど見かけません。だから当然ながら正規の価格で買わなくてはなりませんので、月に買える枚数も限られます。
なさけない話になりましたが、昔は随分と触手を伸ばしていた音楽ジャンルも、今ではこじんまりとしています。しかし、狭いジャンルを深く深く掘り下げていきます。できるだけ…。
Commented by ボン 大塚 at 2005-08-08 01:28 x
まだ言及されてないような、この人たちのもはいかがですか。
やはり気になって、段ボールのルーツ系でそれらしきものを。
アンクル・デイブ・メイコン、ブルーリッジ・レンジャーズ、
バスコム・ラマル・ランスフォード、デルモア・ブラザーズ、
ジョージ・ペグラム&ウォルター・パーハム、リリー・ブラザーズ、
フラーコ・ヒメネス、ブルー・ローズ、トレイシー・ネルソン、
ランチ・ロマンス、フロント・ポーチ・ストリング・バンド
パッと見たところのもので、例によって単なる気合買いのため、
どういう音楽傾向でどんな人たちかはわからないですねえ。
Commented by Dr.SCOOP at 2005-08-08 09:29 x
知っている人、いない人、ズラ〜ッと並びましたね。

まず知っている人から…
アンクル・デイブ・メイコン=各種編集盤でよく耳にします。
ブルーリッジ・レンジャーズ=元CCRのジョン・フォガティの一人バンドですね。
デルモア・ブラザーズ=ルーヴィン・ブラザーズの先輩格?
リリー・ブラザーズ=ドン・ストーバーさんとセットで知っています。

知らない人
バスコム・ラマル・ランスフォード=どなたでしょうか?
ジョージ・ペグラム&ウォルター・パーハム=まったく存じません。
フラーコ・ヒメネス=名前からしてスパニシュ系かしら?
ブルー・ローズ=カントリー系なのかな?
トレイシー・ネルソン=ウィリー・ネルソンのお兄さん???んな訳ないか!
ランチ・ロマンス=これもカントリー系なのかな?
フロント・ポーチ・ストリング・バンド=んと、何となく聞いたことのあるような…。

ということで、これからちょっと勉強してみます。
Commented by ボン 大塚 at 2005-08-08 12:10 x
音楽的な呼称(分類)というのはよくわからずですが、
<知らない人>の方で参考まで。
上2つは、アパラチアン,旧いバンジョー、ハーモニカ、トラッド系?
3つ目は、アコーディオン、西語と英語両方、テキサススワンプ系?
4つ目は、女性5人組で、一人目がキャシー・フィンク、ブル・グラか?
5つ目は、若い女性で、西海岸カントリー系かフォーク系か?
下2つは、男女混合バンドで、いわゆるオールドタイム音楽系?
まあ知って買った訳でもなく、キューバ音楽のように後追い勉強を
した訳でもなく、おまけに英語で小さいのでジャケ文字もさっぱり
です。調べるヒントにもならずで申し訳ないところです。
Commented by きたむら at 2005-08-23 01:12 x
初めまして。
札幌で中古と輸入の店を営んでいる者です。うわ~、素晴しい音楽ページですね。デヴィッド・グリスマンは好きですがウィンチェスターの鐘をやっているのは知りませんでした。いくつか記事を読ませて頂いたのですが濃い内容なのに読みやすくて楽しいです。明日からゆっくり読ませて頂きますね。コメントする方々も凄く詳しいですねえ。マイク・シーガーがやっていた船のジャケのレコード何ってグループでしたっけ。あれ、いいんですよねー。また遊びにきます。
Commented by きたむら at 2005-08-23 01:13 x
初めまして。
札幌で中古と輸入の店を営んでいる者です。うわ~、素晴しい音楽ページですね。デヴィッド・グリスマンは好きですがウィンチェスターの鐘をやっているのは知りませんでした。いくつか記事を読ませて頂いたのですが濃い内容なのに読みやすくて楽しいです。明日からゆっくり読ませて頂きますね。コメントする方々も凄く詳しいですねえ。マイク・シーガーがやっていた船のジャケのレコード何ってグループでしたっけ。あれ、いいんですよねー。また遊びにきます。
Commented by scoop8739 at 2005-08-31 11:34
きたむらさん、いらっしゃい!
グリスマンにはいろんなセッションがあって、それぞれにいい出来です。
それらからは、何よりも彼がブルーグラスを大好きなんだということが察せられます。たとえ今はドウグ・ミュージックを演っていても、根はやはりブルーグラスにあるんだと思います。
さて、この「Retrograss」は、なんだかんだ言っても、やっぱりブルーグラスが大好きな3人だからこそ出来たアルバムだと思います。緩い演奏ながら、本質を見極めた暖かさを感じます。
ところでマイク・シーガーがいたバンドというと、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのことでしょうか? はて、船のジャケットのアルバムって何かな?
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