224 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (60)

ザップへの録音 (1)

1966年7月3日、カントリー・ジェントルメンは、バージニア州フィンキャスルで催されたカールトン・ヘイニー主催のブルーグラス・フェスティバルに出演します。

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この時の模様がライヴ録音され、後にレベル社の補助的なレーベル「ザップ」(Zap)から、1967年4月に「Live From The Stage Of The Roanoake Bluegrass Festival(Zap ZLP-101)として発売されます。

それでは米国オリジナル盤に収録されている曲をご紹介致しましょう。

A面の1曲目「9ポンドのハンマー」(Nine Pound Hammer)は、ジェントルメンが1963年4月、レベル社の廉価版企画「フーテナニー:ア・ブルーグラス・スペシャル」のためにA面1曲目に収録している曲です。線路工事の人夫が毎日9ポンドの重いハンマーを打ちながらぼやく歌です。チャーリーとジョンの掛け合いヴォーカルがテンポよく、間奏での火の出るようなマンドリンやギャロッピング・バンジョーも、これぞジェントルメンといった感じです。

同じくギャロッピング・スタイルのバンジョーのイントロで始まる2曲目「パレット・オン・ザ・フロア」(Make Me A Pallet On The Floor)もまた、「フーテナニー:ア・ブルーグラス・スペシャル」のA面2曲目に収録されている曲です。いわゆるトランプ・ソングに分類されるもので、3部コーラスから始まり、間奏のマンドリンが現代的でブルージーなフィーリングを醸し出します。2番のリード・ヴォーカルはエディです。

3曲目「リパブリック讃歌」(Battle Hymn Of Republic)は、アルバム「不思議な少女」(Bringing Mary Home)A面3曲目に収録されているインスト曲です。エディのスリー・フィンガー・スタイルのバンジョー演奏をふんだんに聴くことが出来ます。

4曲目の「ロンサム・デイ」(Lonesome Day)1963年9月、アルバム「フォーク・セッション・インサイド」でのスタジオ初録音以来、彼らが得意とするナンバーで、ライヴ・レパートリーの常連曲です。3部コーラスに始まり、間奏では、バンジョーがブロック・コードを刻んだり不思議なフレーズで演奏します。マンドリンはブルージーなフレーズを奏でます。

マンドリンのトレモノでキック・オフする5曲目「二人の少年」(Two Little Boys)は、チャーリーの伸びのあるリード・ヴォーカルと、メリハリのある3部コーラスが聴きものです。間奏のバンジョーやマンドリンを含め、この曲が彼らのライヴの常連曲であることを物語るように安心して聴けます。

というところで、続きは次回に。


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# by scoop8739 | 2017-10-05 08:44 | カントリー・ジェントルメン