226 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (62)

我が国でのみ発売されたベスト盤

我が国のカントリー・ジェントルメン人気で次々と彼らのレコードが発売されています。

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日本でのみ発売された通算4枚目のアルバム「フォーク・ヒッツ・ブルーグラス・スタイル」(Folk Hits Bluegrass Style)1966年6月発売)に続き、同年12月には同じくキング・レコードから「サンライズ」と題されたアルバムが発売されています。

この盤は以前スターディ社でレコーディングした曲を編集したもので、ジャケットの帯には「サンライズ ザ・カントリー・ジェントルメン 第2集」(SUNRISE The Country Gentlemen Vol.)と書かれています。収録されている曲を書きましょう。

A

1.「いとしのアラリー」(Darling Alalee)

2.「二人の少年」(Two Little Boys)

3.「サンライズ」(Sunrise)

4.「ウィリー少年の涙」(Willy Roy, The Cripple Boy)

5.「沈黙と涙」(Silence or Tears)

6.「ブルー・マン」(Blue Man)

7.「オレンジ・ブロッサム・フィドル」(Orange Blossom Fiddle)

B

1.「ヘイ・リトル・ガール」(Hey, Little Girl)

2.「どぶろく造りのやかん」(Copper Kettle)

3.「ナイトウォーク」(Night Walk)

4.「レッド・ロッキン・チェアー」(Red Rockin’ Chair)

5.「誰のためだか」(Nobody’s Business)

6.「ニュー・フルーダム・ベル」(New Freedom Bell)

7.「トラヴェリン・ドブロ・ブルース」(Travelin’ Dobro Blues)

以上の14曲ですが、ご覧になっておわかりの通りジェントルメンが活動の初期(1958年〜1961年)にスターディ社に録音したものを編集した日本オリジナル盤です。

ところで、「第2集」と表記されていますが、では「第1集」とは一体なに?と思ってもそんなものは存在しません。いや、あえて「第1集」と呼べるものがあるとすれば1962年5月発売の米国盤の「ブルーグラス・アット・カーネギー・ホール」(Bluegrass At Carnegie Hall)のことでしょう。

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また、曲順がわずかに違っている日本編集盤で、1963年7月に発売されたジェントルメン本邦初のアルバム「ベスト・オブ・カントリー・ジェントルメン」(London MH-48)となるのでしょうか?

A

1.「我が心は終りぬ」(I Know I’ve Lost You)

2.「ボクだけのこと」(Nobody’s Business)

3.「水、静かなるところ」(Down WEhere The Still Waters Flow)

4.「カントリー・コンサート」(Country Concert)

5.「トムへの手紙」(A Letter To Tom)

6.「二人の少年」(Two Little Boys)

7.「この神の子等」(These Men Of God)

B

1.「レッド・ロッキン・チェアー」(Red Rockin’ Chair)

2.「おとめの挽歌」(I’ll Never Mary)

3.「びっこのウィリー少年」(Willy Roy, The Cripple Boy)

4.「サンライズ」(Sunrise)

5.「沈もくと涙」(Silence or Tears)

6.「ニュー・フルーダム・ベル」(New Freedom Bell)

7.「ザ・チャーチ・バック・ホーム」(The Church Back Home)

ほら、曲名は少し違っていますし、7曲ほど重複はあるものの、「第2集」同様、ジェントルメンが活動の初期(1958年〜1961年)、スターディ社に録音したものからの編集盤ようです。

つまり、この「ブルーグラス・アット・カーネギー・ホール」、日本盤「ベスト・オブ・カントリー・ジェントルメン」を「第1集」と仮定しての「第2集」だった訳なのです。

ちなみに、1969年5月に日本編集盤「カントリー・ジェントルメン・ベスト・アルバム」というものが発売されていますが、これはまた別のものです。ああ、紛らわしい!


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# by scoop8739 | 2017-10-12 08:58 | カントリー・ジェントルメン