カテゴリ:カントリー・ジェントルメン( 72 )

162 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (2)

カントリー・ジェントルメン、本邦初登場。

カントリー・ジェントルメンのレコードが日本で初めて発売されたのは1963(昭和38)年7月のことでした。前年にはキングストン・トリオの「花はどこへ行った」が、またこの年にはピーター・ポール&マリーの「パフ」、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が発売され、フォーク・ムーブメントが我が国にも上陸し、カレッジ・フォークのつぼみが形成されていきます。ちなみに第一回スチューデント・フェスティバル・コンサートはこの年の8月31日に今はなき銀座ガスホールで開かれています。しかしまだフォーク・ソングのバンドは出演していなく、カントリー・メッセンジャーズ、ウェイフェアリング・ストレンジャーズ、カントリー・クインテットといった、約15のカントリー&ウエスタン系のバンドばかりでした。

a0038167_20544728.jpgさて、「ベスト・オブ・カントリー・ジェントルメン」とタイトルされたこのアルバムは、キング・レコードよりロンドン・レーベルでリリースされています(レコード番号:London MH-46)。このアルバムはマーキュリーの名盤「フォーク・セッション・インサイド」に至るまでの過渡期、いわば試行錯誤を繰り返した時期ともいうべき1958年頃から62年頃までの間に、スターディに録音された曲を集めたものでした。つまり完成形に至るまでのプロトタイプと言えるものだったのです。

A面
レッド・ロッキング・チェアー (Red Rockin' Chair)
二人の少年 (Two Little Boys)
びっこのウィリー少年 (Willie Roy, The Crippled Boy)
サンライズ (Sunrise)
沈黙と涙 (Silence Or Tears)
フリーダム・ベル (New Freedom Bell)
ザ・チャーチ・バック・ホーム (The Church Back Home)
B面
我が心は終りぬ (I Know I've Lost You)
ボクだけのこと (Nobody's Business)
水、静かなるところ (Down Where The Still Waters Flow)
カントリー・コンサート (Country Concert)
トムへの手紙 (A Letter To Tom)
おとめの挽歌 (I'll Never Marry)
この神の子等 (These Men Of God)

これは、現在では「Bluegrass At Carnegie Hall」というタイトルでCDになっているものと、曲順こそ違え全く同じものです。さて次回からは、カントリー・ジェントルメンの歴史と、彼らが録音した数多くの曲を、できるかぎり順を追って解説していきたいと思います。

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by scoop8739 | 2006-01-11 20:55 | カントリー・ジェントルメン

161 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (1)

カントリー・ジェントルメン、いまだに人気衰えず。

2006年になったばかりの1月1日、ヤフー・オークションにカントリー・ジェントルメンの古いレコードが出品されました。それは1966年6月に発売された日本盤「フォーク・ヒッツ・ブルーグラス・スタイル」、1967年4月に発売された輸入盤「Sing Live From The Stage Of The Roanoke Bluegrass Festival」、そしてもう1枚は1968年3月に発売された日本盤「ジェシー・ジェイムス」の3枚でした。

a0038167_2141513.jpgそれぞれのレコードは初め800円の値がつけられてスタートします。そして1週間後の8日、終了間際に3枚のうちの1枚、「フォーク・ヒッツ・ブルーグラス・スタイル」がとんでもない入札ラッシュとなり、とうとう7750円という値で落札されたのでした。

今でこそこのレコードに収められている曲は、2001年6月にキング(スターディ)からリリースされたCD「High Lonesome」にすべて収録されていますが、かつては日本だけの発売だったためにマニアの間では「幻のアルバム」と呼ばれていて、本国アメリカではレア盤になっていると聞いたことがあります。

A面
風に吹かれて (Blowing In The Wind)
500マイル (Five Hundred Miles)
この国はみんなの国 (This Land Is Your Land)
ホーム・スウィート・ホーム (Home Sweet Home)
ロング・ジャニー・ホーム (Long Journey Home)
テイク・ディス・ハンマー (Take This Hammer)
おお、スザンナ (Oh Susanna)
B面
草競馬 (Camptown Races)
レッド・リヴァー・ヴァレー (Red River Valley)
フリー・リトル・バード (Free Little Bird)
マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム (My Old Kentucky Home)
ローズ・コネリー (Rose Connelly)
グッドバイ・ケイティー (Goodbye Katie)
蛍の光 (Auld Lang Syne)

曲名でおわかりの通り、これは1960年代半ばのフォーク・ブーム当時、わりとポピュラーだった曲ばかりを集め、日本キング・レコードが独自に企画して日本盤だけのために特別に録音したものです。レコーディングに際して、メンバーはあまり時間がかけられず、わりと短時間に終わらせたと言われています。

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by scoop8739 | 2006-01-10 21:45 | カントリー・ジェントルメン