195 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (34)

レベルへの録音 (7)

4月14日のアルバム「フーテナニー」のレコーディング後、ジェントルメンはレベル社でさらに3曲録音しています。その3曲は「白バラ」(The White Rose)、「ジェントルマン・イズ・ブルー」(The Gentleman Is Blue)、「フィラデルフィア・ロウヤー」(Philadelphia Lawyer)ですが、この中でとくに「白バラ」については記録が曖昧なため、実際この日に録音されたのかどうかは正確ではありません。その「白バラ」はすでに解説していますので、他の2曲に話を進めましょう。

「ジェントルマン・イズ・ブルー」はエディとジョンの合作によるインストゥルメンタル曲です。これは非常にブルージーなナンバーで、所謂みんなで即興演奏していたら出来上がったというような曲です。これをピートがテープに録音し、それを元に本格的に仕上げました。この曲は、最初「Dのブルース」と呼ばれていましたが、途中からジョンが「スイフト・キック・イン・ザ・B」なる意味不明のタイトルを思いつきます。しかし結局、「ジェントルマン・イズ・ブルー」という曲名に落ち着きました。エディの何とも形容しがたいバンジョー・プレイが聴きものです。ベース・ソロのトムもいつになくスィングしています。

「フィラデルフィア・ロウヤー」は、ウッディー・ガスリーが書いた「リーノウ・ブルース」を、カントリー・シンガーのローズ・マドックスが詞をそのままに改題したものです。曲の内容は結婚を拒んだ恋人を殺害する話を歌ったバラードで、ジョンがソロで歌い、間奏のバンジョーはオーソドックスに演奏されています。この曲は本邦ではアルバム「ダイナおばさんのパーティー」(キングGT6022)に収録されました。

【資料参考:Rebel Records“The Early Recordings : 1962-1971”(レコード番号REB-4002)】※この項はカントリー・ジェントルメン研究の小川孝裕さんにアドヴァイスをいただいています。

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by scoop8739 | 2006-04-13 20:07 | カントリー・ジェントルメン
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