186 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (26)

レベルへの録音 (2)

続く11月17日、ジェントルメンは3曲ほど録音したことになっています。その3曲とは「白バラ」(White Rose)、「サンライズ」(Sunrise)、「沈黙と涙」(Silence Or Tears)ですが、この辺りのレベル社のコメントが曖昧なため、はたして正式な記録なのかどうかわからない(というのも、アルバム「イェスタデイ&トゥデイ Vol.3」のレコーディング記録とボックス・セット「アーリー・レコーディング」との記録に決定的な違いあるため)のです。

のちに権利の関係からか、この録音はレベル社のためにしたことになっていますが、レベル社との契約以降、ジェントルメンは「ウィンウッド・スタジオ」(Wynwood Studio)でレコーディングをするようになりました。ところがまだスターディ社との契約も残し、さらに話を複雑にしてしまうことになるのが、あの名盤「フォーク・セッション・インサイド」もこのスタジオで録音されたものなのでした。

いずれにせよ「白バラ」は記録では新出の曲ですので,これは間違いないこととして(ところがボックス・セット「アーリー・レコーディング」では翌1963年4月にも録音されたという記録があります)、「サンライズ」と「沈黙と涙」の2曲については先のスターディ社での11回目のセッション(1961年11月6日)と同じもののように思えます。

a0038167_21201092.jpg話が横道に逸れてしまいましたが、「白バラ」はいかにもジョン・ダフィーらしいオリジナル曲です。この曲は伝承歌「プリティ・ポリー」(Pretty Polly)にインスパイアされて作られたものと思われますが、歌詞の内容と曲調がうまく調和していないところが、いかにもジェントルメンらしいところではないでしょうか?


【資料参考:Rebel Records“The Early Recordings : 1962-1971”(レコード番号REB-4002)】※この項はカントリー・ジェントルメン研究の小川孝裕さんにアドヴァイスをいただいております。

人気blogランキングへ
[PR]
by scoop8739 | 2006-03-23 21:16 | カントリー・ジェントルメン
<< 187 時系列で聴くカントリー... 185 時系列で聴くカントリー... >>