176 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (16)

スターディへの録音 (9)

ベースのトム・グレイが正式にジェントルメンに加入したのは1960年10月でした。ただしレコーディングとして残っているは1961年3月からで、その月の19日にスターディでの10回目のセッションが行われています。この時、シングル盤のために用意した「レッド・ロッキング・チェア」、「我が心は終りぬ」(I Know I've Lost You)の2曲に加え、「ザッツ・ザ・ウェイ・ユー・フィール」が録音されています。

「レッド・ロッキング・チェア」は、1940年代にチャーリー・モンロウがRCAレコードに残した録音を基に、ジョン・ダフィが斬新なアレンジを加えています。妻に去られ、赤子をかかえて非嘆にくれる、「浪曲子守唄」の主人公のような男のことを歌ったこの曲は,軽やかなマンドリンでキック・オフし、ジョンのソロで歌われます。この曲は、これ以降ずっと彼らのレパートリーとしてライヴなどで歌われ続けます。

a0038167_19165276.jpgまた「我が心は終りぬ」は、ピート・カイケンダルの収蔵するコレクションの中の1曲で、古いカントリー・ソングでした。トリオ・コーラスに続いてソロ・パートをジョンが歌っています。なお、この曲と次の曲のセッションではケニー・ハドコックがドブロを弾いています。余談ですが、彼はこの年の10月に行われたカーネギー・ホールでのコンサートでも、ドブロでジェントルメンに参加しています。

「ザッツ・ザ・ウェイ・ユー・フィール」は、スタンレー・ブラザーズによって歌われていた曲です。トム・グレイのベースが快調にフォー・ビートのリズムを刻む中、これもまたソロ・パートをジョンが歌っています。この2曲はカップリングで1961年9月にスターディからリリースされました。

【資料参考:King Records“Country Gentlemen / High Lonesome”(レコード番号3510-2-2)】

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by scoop8739 | 2006-02-18 23:45 | カントリー・ジェントルメン
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