167 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (7)

スターディへの録音 (3)

ジェントルメンは、1958年5月になるとスターディでの3度目のセッションを行います。この時に録音されたのが、「ハイ・ロンサム」、「バンジョー・ホップ」、「チャーチ・バック・ホーム」、「ジョン・ハーディー」、「マウンテニアーズ・フリング」、「ブルーグラス・フィドル・スペシャル」、「トレインズ・イン・ザ・ホロー」の7曲でした。この時のフィドルはカール・ネルソンです。さらに日を改めて「ヘイ・リトル・ガール」を録音しています。ここでのフィドルがジョン・ホールに変わります。これ以降、ジェントルメンのセッションにはフィドルが一切使われなくなります。

「ハイ・ロンサム」はエコーを効かせ、ハミング・コーラスなどでウォーラーを盛り上げます。ピート・カイケンダルがセカンド・マンドリンで参加し、ジョン・ダフィーはこの曲ではオーヴァー・ダビングでベースを弾いています。「バンジョー・ホップ」はビル・エマーソン作のバンジョー・チューンです。「チャーチ・バック・ホーム」はジェントルメン十八番のセイクレッド・ソングで、ダフィーのリードに被さるハミング、コーラスが絶妙です。この曲ではピートがリード・ギターを聴かせます。ジェントルメンは後日、この曲を「アロング・ザ・ウェイ」というタイトルでリメイクしています。

「ブルーグラス・フィドル・スペシャル」は、「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」のタイトルでブルーグラスではお馴染みの曲です。また「ジョン・ハーディー」はジェントルメン風タイトルでは「カントリー・コンサート」となっています。随所に凝ったテクニックを配しているものの、バンジョーとマンドリンであっさりと片付けたといった感じの仕上がりです。「マウンテニアーズ・フリング」も同じくフィドル・チューンです。「トレインズ・イン・ザ・ホロー」ではダフィーがドブロを披露しています。「ヘイ・リトル・ガール」はマンドリンの軽やかなイントロに続いてダイナミックなコーラスでたたみかけてきます。ウォーラーのリード・ギターや、ビルのバンジョーもじつに溌剌としています。

【資料参考:King Records“Country Gentlemen / High Lonesome”(レコード番号3510-2-2)】

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by scoop8739 | 2006-01-25 22:40 | カントリー・ジェントルメン
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