165 カントリー・ジェントルメンを聴き倒す (5)

スターディ時代 (1)

初めてのレコーディングより僅かに遅れて、スターディ・レコードと契約し(この時期、スターディは全米に流通網を持つマーキュリー・レコードと業務提携していました)、この年12月に、まず「バックウッド・ブルース」、「イエスタデイズ・ラブ」を、さらに同月、「デキシー・ルックアウェイ」、「イッツ・ザ・ブルース」の計4曲をレコーディングします。この時にフィドルがジョン・ヘイルからカール・ネルソン(Carl Nelson)に替わります。

前2曲のベースは、当時、ビル・ハレルのバンドに在籍していたロイ・セルフが、後2曲のベースはピート・カイケンダル(この人はこれより先、ジェントルメンとの関わりを多く持ちます)が弾いています。また、「イエスタデイズ・ラブ」でジョン・ダフィーがオーバー・ダビングでドブロを披露しています。

この中から「バックウッド・ブルース」と「イッツ・ザ・ブルース」がカップリングされ、1958年4月にスターディよりシングル盤(Starday 45-347)として発売されます。前述した通り、この時期はスターディとマーキュリーが業務提携していた、所謂マーキュリー・スターディ時代でした。これより前のディキシーでの初めてのシングル盤にはレコード番号が付けられなかったので、事実上これが「カントリー・ジェントルメン」として世に出た最初のレコードであると言ってもいいでしょう。

「バックウッド・ブルース」は、古いジャズのナンバー「バイ・バイ・ブルース」を下敷きにしています。「デキシー・ルックアウェイ」のマンドリン演奏はバンジョーのスリー・フィンガー奏法のように聴こえます。この曲のアレンジはビル・エマーソンです。また「イエスタデイズ・ラブ」と「イッツ・ザ・ブルース」の2曲はダフィーの作となっています。

【資料参考:King Records“Country Gentlemen / High Lonesome”(レコード番号3510-2-2)】

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by scoop8739 | 2006-01-16 23:11 | カントリー・ジェントルメン
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