141 クリスマス・ソングをブルーグラスで (6)

ブルー・クリスマス (Blue Christmas)

クリスマス・シーズンとなると、街のあちこちにクリスマス・ツリーやリース、イルミネーションが飾られ、すっかり日本の年中行事となってしまいました。そういえば、クリスマスほど色が深く結びついているイベントは他にはないのではないでしょうか。クリスマスの色といえば、何といっても赤と緑でしょう。諸説いろいろあるようですが、赤と緑には次のような意味があるといわれています。

a0038167_22304186.gif赤は柊の実やポインセチアの色です。クリスマス・ツリーやリースには,必ずといっていいほど赤いオーナメントが飾られています。サンタクロースの衣装も赤です。また赤はキリストの血に見立てられています。さらに、太陽の炎と生命力を意味することもあるようです。

緑はクリスマス・ツリーやリースで使われる葉の色です。つまり常緑樹が永遠の生命の象徴とされていることによるものです。クリスマス・リースの緑色は農作物の成長を表すという説もあるほどです。

クリスマスの赤と緑はほぼ補色の関係にあるので、クリスマス・ツリーに飾られた赤いオーナメントは鮮やかさが増して見えます。二色を組み合わせると主張力が増大し、どちらか一方の色では物足りなさを感じます。この二色が街のあちこちで登場することで、日頃は雑然としていても連続性が感じられるのです。まさにテーマ・カラーと言えるでしょう。最近のクリスマス・ツリーは宝石箱のようにカラフルです。その中でも、赤と緑が全体を引き締めているようです。

さて、今回取り上げた曲は、「ブルー・クリスマス」です。この曲は、ビーリー・ヘイズが作詞し、ジェイ・ジョンソンが作曲した曲ですが、1949年にラス・モーガンがヒットさせ、1957年にエルビス・プレスリーが取り上げ大ヒットしました。その歌詞は、「君のいないと寂しいクリスマスになりそうだ。君を想うととても悲しくなる。クリスマス・ツリーの赤や緑の飾りも何の意味もない。君がここにいなければ」と、別れた恋人を想って一人寂しく過ごすクリスマスを歌ったものです。余談ながら「ブルー・クリスマス」というタイトルでありながら、ここでもクリスマス・カラーの赤と緑が歌われます。

a0038167_227866.jpgブルーグラスの世界では、この曲をラリー・スパークスがカーター・スタンレーばりの美声で歌っています。この曲は彼のクリスマス・アルバム「Christmas in the Hills」に収録されています。またデル・マッカリーもアルバム「Christmas on the Mountain: A Bluegrass Christmas」の中でハイロンサムに歌います。

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by scoop8739 | 2005-11-28 22:11 | クリスマス・ソング
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