222 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (59)

レベルへの録音 (19)

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前レコーディングから7ヶ月が経ちました。

1966年6月15日、16日の2日間、カントリー・ジェントルメンは再びメリーランド州バルチモアにある「レコーディングス・Inc」にて、レベル社のためのレコーディングを行います。レベル社へのレコーディングとしては約1年ぶりのことでした。

今回レコーディングした曲は次の通りです。

「ブルー・ベル」(Blue Bell)

この曲はジョンの父が歌っていたイタリアのオペラ曲にヒントを得て作られたと言われているインスト曲です。1964年6月にマーキュリー社へのセカンド・アルバム用に録音したこともありましたし、また同年11月にはニューヨーク州シラキュースにある「フォーク・ギャラリー」でのライヴ録音もしています。たぶんこの時期、彼らのライヴのレパートリー曲だったのでしょう。

「ビッグ・ブルース」(Big Bruce)

この曲は、カントリー歌手のジミー・ディーンが歌って大ヒットした「ビッグ・バッド・ジョン」をパロディにした曲です。身体の大きな、美容院に勤めるブルースという名のゲイのことを歌っています、というか、語りです。ライヴやコンサートでは、原曲を良く知る観客に向けてのくすぐりであり、冗談を言うように歌います。

以上の2曲はカップリングで、196610月にレベル社での4枚目のシングル盤としてリリースされました。

「ベイビー・ブルー」(It’s All Over Now, Baby Blue)

フォーク・ソングの神様と呼ばれるようになったボブ・ディランが、1965115ニューヨークのコロムビア・レコーディング・スタジオで録音した名曲です。この曲の由来についてディラン本人はこう語っています。「この曲を書いたときのことは覚えている。ジーン・ヴィンセントの歌を思い出していたんだ。ずっと好きだった曲の一つだ。高校生のときよく歌ったよ。もちろんあとで僕は別のベイビー・ブルーについて歌ったわけだけど」と。ジェントルメンのヴァージョンではジョンが切々と歌い上げています。この曲は、「スパニッシュ・トゥー・ステップ」とのカップリングで、19671月にレベル社より発売されます。また、以下の2曲と共に、1968年4月に発売されるアルバム「ザ・トラベラー」にも収録されます。

「マッターホルン」(Matterhorn)

この曲は、カントリー歌手のメル・ティリスによって作られ歌われています。それをチャーリーがグループに持ち込み、初のレコーディングとなりました。以来、チャーリーの十八番になっています。1967年5月に、「リパブリック讃歌」とのカップリングでシングル発売されます。

「暗い炭坑の中で」(Dark As A Dungeon)

この曲もまた、196411月にニューヨーク州シラキュースの「フォーク・ギャラリー」でライヴ録音をしていますが、スタジオでは初録音となります。ジェントルメンはそれ以降、ずっとライヴで演奏するほどの必須レパートリーです

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by scoop8739 | 2017-10-02 09:10 | カントリー・ジェントルメン
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