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211 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (49)

レベルへの録音 ()

ライヴ・アルバム「ゴーイング・バック・トゥ・ザ・ブルー・リッジ・マウンテンズ」(Going Back To The Blue Ridge Mountains)のレコーディングから約3ヶ月。年が変わって1965年2月232425日の3日間、カントリー・ジェントルメンはニューヨーク州シラキュースにある同大学内の「レコーディング研究所」(The Recording Lab)に於いて、レベル社のための初めてのオリジナル・アルバム制作に取りかかります。

この時レコーディングされたものの中から、先行して「不思議な少女」(Bringing Mary Home)と「ノースバウンド」(Northbound)がカップリングされて、1965年7月にシングル盤リリースされました。

このシングル盤は、ブルーグラス系にもかかわらず、ビルボード誌「ホット・カントリー・シングルス」では19651030日号から4週間、下位ながら「50位、49位、46位、43位」とランキングされるという思わぬヒットになっています。

さてアルバムの方ですが、(この時点で)幻のアルバムとなっている「ナッシュヴィルの監獄」のレコーディング時に選曲されていた3曲を含む13曲のうちの11曲と、同アルバムのレコーディング時に録音しておいた「ブラウン・マウンテン・ライト」を足した合計12曲で、そのまま新しいアルバムが作られます。そのアルバム・タイトルが「不思議な少女」(Bringing Mary Home)でした。

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このアルバムは1966年7月にアメリカで発売され、日本盤は翌1967年8月にキング・レコードより「オハイオの岸辺で」(London SLH-93)というタイトルで発売されています。

それでは発売時の曲順でご紹介しましょう。

A

1曲目「不思議な少女」(Bringing Mary Home)

2曲目「川の向こうで」(Down Where The River Bends)

3曲目「リパブリック讃歌」(Battle Hymn Of The Republic)

4曲目「オハイオの岸辺で」(Banks Of The Ohio)

5曲目「ブラウン・マウンテン・ライト」(Brown Mountain Light)

6曲目「ノースバウンド」(Northbound)

B

1曲目「住む所とてなく」(This World’s No Place To Live)

2曲目「北国の少女」(Girl From The North Country )

3曲目「風吹きすさぶ国」(A Cold Wind Blowing)

4曲目「スパニッシュ・ツー・ステップ」(Spanish Two Step)

5曲目「アンクル・ジョー」(Uncle Joe)

6曲目「光を求めて」(Let The Light Shine Down)

ジェントルメンがしばらくライヴのレパートリーとしていた曲を中心に、新しく加えた曲での構成となっています。


by scoop8739 | 2017-08-25 16:19 | カントリー・ジェントルメン
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