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202 時系列で聴くカントリー・ジェントルメン (41)


邦盤アルバム「ブルーグラス合戦」


カントリー・ジェントルメンのレコードとしては本邦4枚目(※注1)となるアルバムが、東京オリンピックが開催された196410月にキング・レコードより「ブルーグラス合戦」と題されて発売されています。

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このアルバムはいわゆる編集盤で、A面がカントリー・ジェントルメン、B面がジム・アンド・ジェシーという構成でした。つまりA面バンド対B面バンドの、まさにタイトル通り「ブルーグラス合戦」が繰り広げられたのです。

まずはA面から
1曲目「ヘイ・リトル・ガール」(Hey Little Girl)
2曲目「ローリング・ストーン」(Rolling Stone)
3曲目「かわいそうなエレン」(Poor Ellen Smith)
4曲目「さぼりたや節」(Ain’t Gonna Work Tomorrow)
5曲目「ハイ・ロンサム」(Hi Lonesome)
6曲目「ヘレン」(Helen)
7曲目「ディキシー・ルック・アウェイ」(Dixie Look Away)

ご覧の通り、スターディ初期の録音から(195760年頃)ピック・アップして収録されています。メンバーもジョン・ダフィとチャーリー・ウォーラー以外はまだ流動的です。

参考までにB面はジム・アンド・ジェシーの初期(1950年代)、スターディに残された名曲たちです。
1曲目「天国の港」(Destination In Glory)
2曲目「主と共に歩まん」(Let Me Walk With Thee)
3曲目「精霊よ下れ」(Let the Spirit Descend)
4曲目「わが信仰は君より強し」(You Can’t Love Jesus More Than Me)
5曲目「プレス・オン」(Press On)
6曲目「巡礼よ祭壇にひざまずけ」(Pilgrim, Kneel By the Altar)
7曲目「ボーダー・ライド」(Border Ride)

※注1 本邦3枚目のアルバムは1964年9月にワールドから発売された「モダン・ブルーグラスの華」でした。このアルバムは米フォークウェイズ社からリリースされた「Country Songs Old & New」(FA2409)と同じ内容です。なお、この盤は1968年3月に邦題を「ジェシー・ジェイムス」と変えて再発されています。

by scoop8739 | 2017-07-26 17:03 | カントリー・ジェントルメン
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