133 MOON SONGS (6)

月を射る
(Shoot The Moon)

a0038167_23533863.jpgティム・オブライエン、アリソン・ブラウン、マイク・マーシャル、ダロル・アンガー、トッド・フィリップスとフィリップ・アーバーグというミュージシャンが一堂に会すると一体どんな音楽が生まれるのでしょう。彼らは「ニューグランジ」と名乗って、1999年に1枚のアルバムを発表しています。ところでこの「ニューグランジ」(Newgrange)って一体何のことでしょうか。

それはアイルランド、ダブリンの北約35キロほどのところにある小さな集落の名前なのだそうです。この付近のボイン川流域に大小の古代遺跡が集中していて、この遺跡は約5000年前に建造されたとされています。ケルト人よりもずいぶん以前の先住民族のだそうですが、作られた時代はなんとエジプトのピラミッドよりも500年も古く、形は東京ドームを小さくしたような直径50mほどのものです。

材質は石で出来ていて、この石はかなり遠いところから運ばれてきたらしいのです。ドームの外周や内部にはスパイラル模様を中心とした壁画彫刻があちこちに描かれています。時代が進むにつれて、ケルト人やノルマン人などがこの巨大建造物を利用してさらに構造物を立てたため、現在ではいろいろな年代の遺物が発見されているようです。

さて、スーパー・ユニットの方の「ニューグランジ」は、ブルーグラスとケルト音楽を見事に融合させ、ジャズやクラシックのノウハウを散りばめた大秀作を作り出しました。このアルバムに標題の曲「月を射る」(Shoot The Moon)が収録されています。この才能集団が作り出す音楽は、まさに「月をも射る」ほどの勢いを感じさせます。余談ですが、彼らはあれから6年ぶりの今年9月にクリスマス・アルバムをリリースしています。こちらのほうも聴き逃せませんね。(つづく)

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by scoop8739 | 2005-10-19 23:58 | 月をタイトルにした歌
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