118 ブルーグラスの中のビートルズ (11)

ホエン・アイム・シックスティ・フォー (When I’m Sixty Four)

ビートルズの中でも名盤とされている「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の中に収録されているこの曲は、実はポールが16才の時に作ったとされています。彼はミュージカル・コメディかキャバレー・チューンとして使えるようにと、漠然と作曲したのだと語っています。1966年当時、イギリスでニュー・ボードヴィル・バンドによる「ウィンチェスターの鐘」がヒットしたのを機に、ポールはこの古びた曲のほこりを払って録音に挑みました。

ヴァースの歌詞は世間並みの家庭的な美徳から、タイトルとなっている控えめな質問へと移ります。「ボクはまだ必要でしょうか? 食べる時にボクの世話をしてくれますか? 64才になっても…」と。

a0038167_8215139.jpgさて、ブルーグラス界の長老3人が集まって作ったアルバム「レトログラス」にもこの曲が収められています。長老3人とは誰あろうデヴィッド・グリスマン、ジョン・ハートフォード、マイク・シーガーのことです。この3人がポピュラーなスタンダード曲をクラシックなアメリカン・フォーク・スタイルで演じるという、すさまじくも楽しいアイデアにあふれたアルバムですが、この曲を彼らが演奏すると、これが見事に1920年代のストリングバンド風に聴こえて、なかなか味わい深い仕上がりとなっています。

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by scoop8739 | 2005-08-07 08:23 | ビートルズ・ソング
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