116 ブルーグラスの中のビートルズ (9)

今日の誓い (Things We Said Today)

ポールはリンダと結婚するまでは、長い間、女優のジェーン・アッシャーと付き合ってきました。それぞれの仕事の性格上、なかなか一緒にいる時間が持てなかったポールは、離ればなれの時に二人でしゃべったことを思い出して心を慰めるのだと、この曲の中で歌っています。

ビートルズは初主演映画「ビートルズがやってくる。ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のために、それまでになかった全曲オリジナルというアルバムを製作します。そのほとんどはジョンが書いているのですが、少ない中でもポールの作には光るものがあります。「アンド・アイ・ラヴ・ハー」と「キャント・バイ・ミー・ラヴ」と、そしてこの「今日の誓い」の3曲です。

バラード調のこの曲はせつなくノスタルジックで、アコウスティック・ギターのイントロがまず別れが近づく予感を伝えます。そして中程の8小節では恋のとりことなった喜びを表現し、サビでメジャーに転調して未来への希望を歌い上げます。しかし、この曲の内容とは裏腹に、ポールとジェーンはその後に別れてしまうのでした。

a0038167_19313954.jpgさて、ブルーグラス界では仲の良い兄弟やコンビが多く存在しますが、トニーとラリーのライス兄弟、そしてクリス・ヒルマンとハーブ・ペダーソンのコンビもそれぞれ仲の良いコンビです。この4人がユニットとなって3枚のアルバムをリリースしています。その1枚「ランニング・ワイルド」にこの曲が収録されています。ゆっくりとしたリズムの中で、全員からサポートされてラリーが滔々と歌ってくれます。

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by scoop8739 | 2005-08-01 19:33 | ビートルズ・ソング
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