113 ブルーグラスの中のビートルズ (6)

ヘイ・ジュード (Hey Jude)

この曲は、ジョン・レノンと彼の最初の妻シンシアとの間に生まれた息子ジュリアンを励ますために、ポールが即興で作った曲です。その頃、ジョン夫妻は離婚が決まり、急に宙ぶらりんになった子供を見て可哀想に思ったポールは、彼にエールを送るつもりで作ったようです。結果、世界中のチャートを総なめし、1968年だけでも500万枚以上のセールスを記録するなど、ビートルズのシングルの中でも最大級の成功を収める曲となりました。

a0038167_215383.jpgブルーグラス人脈の中でこの曲を取り上げているのが、バンジョーの大御所アール・スクラッグスです。彼がロックのヒット・チューンに挑んだアルバム、「ナッシュヴィル・ロック」(CD化されていません)に収録されていて、この曲の他にもビートルズ・ナンバーをあと2曲、ボブ・ディランやローリング・ストーンズの曲なども演奏しています。のどかなブルーグラス仕立てのコーラスがなかなかいいムードです。

a0038167_2155192.jpgもう一人の大御所ジョン・ハートフォードもこの曲を取り上げています。彼はもともとナッシュヴィルのシンガー・ソングライターで、「ジェントル・オン・マイ・マインド」という大ヒット曲作家ですが、ブルーグラス界ではフィドルやバンジョーを味のあるスタイルで聴かせてくれました。彼の残したアルバム「アイアン・マウンテン・デポ」に収録された「ヘイ・ジュード」は、本家ビートルズにも負けないほどの6分にもおよぶ大作となっています。

人気blogランキングへ
[PR]
by scoop8739 | 2005-07-22 21:09 | ビートルズ・ソング
<< 114 ブルーグラスの中のビー... 112 ブルーグラスの中のビー... >>