101 バイブルを道標に

(I’m Using My Bible For A Road Map)

ロニー・リーノウは、父ドンのもとで幼くしてプロ・デビューをしています。以来40年、大ベテランの域に達した彼が弟たちとのレノ・ブラザーズを解散した後、新たに結成したのがリーノウ・トラディションでした。

a0038167_1629012.jpgこのリーノウ・トラディションには、ニュー・トラディションで活躍していたダニー・ロバーツ(m)、ジム&ジェシーのバンドで来日経験があるマイク・スコット(bj)、ヒース・ヴァン・ウィンクル(bs)、ジャッキー・ミラー(f)が在籍し、ここに弟のデイル(m)とドン・ウェイン(bj)、リッキー・シンプキンズ、グレン・ダンカン、ロブ・アイクスなどが参加してデビュー・アルバム「ポートフォリオ」が作られました。

収録されている曲は、リーノウ&スマイリー、オズボーン・ブラザーズ、マール・ハガード、そしてリーノウ・ブラザーズなど、ロニーがこれまで積み上げてきたキャリアを振り返るといった趣きに加えて、ソングライターとしての彼の存在をアピールした作品なども織り交ぜ、ベテランならではの落ち着いたブルーグラスに仕上げています。このアルバムの1曲目に収録されているのが、リーノウ&スマイリーの名曲「バイブルを道標に」です。父ドンの作曲によるセイクレッド・ナンバーをロニー風にアレンジして歌っています。
Ronnie Reno & The Reno Tradition / Portfolio (Shell Point)

ブルーグラスのファミリー・ゴスペル・グループの第一人者がルイス・ファミリーです。彼らの活動50周年を記念した素晴らしいアルバムの中にもこの曲があります。彼らは特別に歌が上手いわけでもなく、メンバーのリトル・ロイ(bj)以外にはリード楽器もないのに、一度聴いたら頭にこびりつくその強烈なインパクトが特徴のグループです。
The Lewis Family / 50th Anniversary Celebration (Daywind)

クリス・ヒルマンによるデサート・ローズ・バンドがブルーグラスに挑んでいる「エヴァー・コール・レディ」にもこの曲が収録されています。アルバムはクリスとバーニー・レドンが中心となって多くのセイクレッド・ナンバーを聴かせてくれますが、この曲はアカペラ・コーラスからスタートし、アル・パーキンスのドブロが実にタイミングよくブレイクしています。
Chris Hillman & Desert Rose Band / Ever Call Ready (Sugar Hill) (CD化されていません)

全盛を誇っていたカントリー・ジェントルメンからトム・グレイ(bs)、ジョン・ダフィー(m)、エディ・アドコック(bj)が相次いで去った後、代わりにビル・イエイツ(bs)、ジミー・ゴウドロウ(m)、ビル・エマーソン(bj)が加入し、チャーリー・ウォーラーを中心とした第3期黄金時代が始まります。この時代に作られたのが「ワン・ワイド・リヴァー」というジェントルメン初のゴスペル・アルバムでした。この中にも「バイブルを道標に」は収録されています。
The Country Gentlemen / The Early Rebel Recording 1962-1971 (Rebel)

人気blogランキングへ
[PR]
by scoop8739 | 2005-06-12 16:41 | 不朽の名曲
<< 102 モダン・ジャズとブルー... 100 フェアウェル・ブルース >>