72 双頭の鷲の旗の下に

(Under The Double Eagle)

好天気に恵まれた運動会。多数の観客の中で生徒たちが若き青春のエネルギーを各種目に生かし,たくさんのドラマが生まれたものです。吹奏楽部の演奏する軽快な行進曲で堂々の入場が開始され,グラウンド一杯に若い躍動が繰り広げられました。この行進曲によく使われていたのが、ヨーゼフ・フランツ・ワーグナー作曲の「双頭の鷲の旗の下に」(または「双頭の鷲のもとに」)でした。

a0038167_2036637.jpgさてブルーグラスの世界では、来日した折のカントリー・ジェントルメンの演奏でチャーリー・ウォーラーがギターを頭の後ろに抱え上げてソロを取っていましたね。ボーカル&ギターのチャーリー以外は頻繁にメンバー・チェンジを繰り返してきましたが、来日時のメンバー、バンジョーのビル・エマーソンもマンドリンのドイル・ローソンもバンド・アンサンブルを重視した玄人好みのプレイで、コーラスもトラディショナルな香りの強い味わい深いものでした。

このライヴ録音されたCDでは、「フォックス・オン・ザ・ラン」や「レッドウッド・ヒル」など、どの曲も演奏・録音ともに日本で録音されたあらゆるジャンルのライヴ・アルバムを含めて屈指のものであると思います。「クリップル・クリーク」はバンジョー弾きの入門曲ですが、早弾きの練習のためにテープの回転速度を落として耳コピーする定番の方法を生で再現した演奏には笑えます。チャーリーの特製マーチンが力強く響きわたるこの「双頭の鷲のもとに」では、ドラムの音に似せたイントロや弦が切れる音までリアルに聴こえています。
The Country Gentlemen / Live in Japan (Rebel)

ブルーグラス界の御大ドン・リーノウはかつてリーノウ&スマイリー時代のアルバム「COUNTRY,SINGING & INSTRUMENTALS」(King)でも演奏していました。この曲が収められているのは、ルーラル・リズムで再録音しているものです。
Don Reno / Strictly Instrumental: The Best Of 16 Rural Rhythm

クラレンス・ホワイトは、言わずと知れたブルーグラス界の天才ギタリストですが、1973年に交通事故により29歳という若さで早世してしまったため、伝説と化していたところがあります。彼の個人的なテープ・ライブラリーの中から発見されたフラット・ピッキングによるインストゥルメンタル集は、1962年頃に自宅のテープ・レコーダーを使って録音されたもので、基本的には彼のソロによる演奏となっています。2分を超える曲は1曲しかありませんが、ホワイトのインスト曲をこれだけまとめて聴けるとは奇跡と言っても過言ではないでしょう。このCDの中の1曲に「双頭の鷲のもとに」が収録されています。
Clarence White / 33 Acoustic Guitar Instrumentals (Sierra)

2001年9月11日に起きた連続多発テロ事件は今なおアメリカ中に様々な波紋を投げかけていて、その後、各ジャンルのアーティストによって「愛国心」や「アメリカ人としての誇り」をテーマにしたアルバムが次々と発表されています。「アメリカン・プライド」と題されたジム&ジェシーのアルバムもそんな1枚です。この中にも「双頭の鷲のもとに」が収録されています。
Jim & Jesse / American Pride (Daywind)

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by scoop8739 | 2005-03-29 20:38 | 不朽の名曲
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