69 アンクル・ペン

(Uncle Pen)

a0038167_18234230.jpgビル・モンロウのマンドリンはメロディーをシンコペイトさせて弾くスタイルと、アドリブ演奏、さらにそれを支える確実なテクニックが特徴です。これらの演奏法は伝説のフィドラーである叔父ペンから、そしてもう一方に黒人ブルース・ギターの名手でフィドルもよくしたといわれるアーノルド・シュワルツの影響によるものと言われています。

そんな師と仰ぐペン叔父さんのことをビルは歌にしています。この曲「アンクル・ペン」は、4分の3小節のギターのイントロに続き、フィドルが中心となって曲全体を盛り上げていきます。ビル・モンロウの後継者の一人リッキー・スキャッグスが、2002年にリリースしたアルバムの中でも、このモンロウお気に入りのバージョンを、トラヴィス・トリット、シャロンとシェリルのホワイト姉妹、チャーリー・ダニエル&メアリー・チャプリン・カーペンターらと共演しています。
Ricky Skaggs & Friends / Sing the Songs of Bill Monroe (Hollywood)

リッキー・スキャッグスはケンタッキー・サンダーを率いても、完璧かつエキサイティングなライブ盤をリリースしています。ここでは共に22才のアンディ・レフトウィッチ(Fiddle)とコディー・キルビー (Lead Guitar)、そしてIBMA最優秀バンジョー奏者のジム・ミルズをフィーチャーし、トラッド・ブルーグラスをビッグ・サウンドに仕立て上げています。この曲もそうしたメンバーによるもので、前述のアルバムとはまた違った汗の飛び散るような演奏が聴けます。
Ricky Skaggs & Kentucky Thunder / Live at Charleston Music Hall (Skaggs Family)

カントリーの天才といえばハンク・ウィリアムスですが、それによく似た名前にハンク・ウィルソンというシンガーがいます。じつはこれ、レオン・ラッセルが変名で出したカントリー・アルバムのタイトルでもあるのです。中身の方は本格的なカントリー・アルバムとなっていて、ナッシュビルの名手たちを従えて、ハンク・ウィリアムス作の名曲「ジャンバラ」や「アイム・ソー・ロンサム・アイ・クッド・クライ」を演ったりしています。この中の1曲に「アンクル・ペン」が収録されていました。大らかなサウンドとボーカルが心地よいアルバムです。
Hank Wilson's Back! ( CD化されていません)

エリック・ワイズバーグは、60年代にタリアーズやブルー・ヴェルベット・バンドを渡り歩いたバンジョーやフィドルの名手でした。そんな彼がスティーヴ・マンデルとともに映画「脱出」の主題歌を担当したのをきっかけに、当時流行っていたカントリー・ロック・バンドを結成しました。1973年にリリースされた彼らの唯一のアルバムの1曲目に、オープニングを飾るにふさわしいこの曲を披露しています。
Eric Weissberg & Deliverance / Rural Free Delivery (Unknown Lebel)

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by scoop8739 | 2005-03-26 18:25 | 不朽の名曲
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